
写真・文 松本路子
発行 2021年9月
出版社 KADOKAWA
仕様 A5判、カラー160ページ
定価 1,600円+税
最上階のバルコニーに秘密の花園がある
バルコニーでの庭仕事の愉しみを、12ヶ月を彩る美しい写真とともに綴る。
鉢植え植物の育て方ガイド付き。

写 真 松本路子 文 佐藤留実
発 行 2016年3月
出版社 淡交社
仕 様 A5判 / カラー143頁・モノクロ17頁
定 価 2,300円+税
インドで生まれた模様染めの木綿布、更紗。
日本、ジャワ、ペルシャ、ヨーロッパ、行く先々で人々を熱狂させ、
それぞれの地で独自に花開き、産業革命をも引き起こした、
その布の魅力を探る・・・
インド更紗 ・生命の樹 ・祈りの布 ・マハラジャの布 ・大地の民の布 海を渡ったインド更紗 ・日本古渡り ・シャム渡り ・インドネシア渡り ・ヨーロッパ渡り ジャワ更紗 ・王族が愛した布 ・地方色豊かな布 |
ヨーロッパ更紗 ・初期の木版更紗 ・銅版からローラープリントへ ・日本に渡来したヨーロッパ更紗 ペルシャと中央アジアの更紗 和更紗 ・日本各地で生まれた更紗 ・鍋島更紗 暮らしを彩る更紗の手仕事 |
染井吉野だけが桜じゃない!東京で出会った100種類の桜と
そのゆかりの地方を訪ねる桜旅。歴史や名前の由来を紐解く
多彩な物語とともに、撮り下ろしの端正な写真満載。桜花繚乱!
野生の桜 早咲きの桜
奈良から鎌倉時代の桜 江戸時代の桜
近年人気の桜 地名を冠した桜
京都ゆかりの桜 人名や神の名を冠した桜
桜守の名を冠した桜 変わり咲きの桜
外国生まれの桜 渡来した野生の桜
秋冬に咲く桜
「古来、日本はバラの宝庫だった」
バラは西洋の花と思われがちですが、日本には古来十数種のバラがありました。万葉集でも詠われたノイバラや、ハマナスを中心に、サンショウバラ、タカネイバラなどの日本自生のバラの花や実を、各地に尋ねて撮影。また、源氏物語にも登場する江戸時代以前に日本に渡来したモッコウバラ、ナニワノイバラなどもあり、日本のバラの世界を再発見できる本です。山里や北の海岸に自生のバラを訪ねるときめきの時間!この本の中にはそうして出会った野のバラが幾重にも花開いています。監修・文はバラの専門家である大場秀章氏。松本路子は撮影ノートを綴っています。
「ジョゼフィーヌ、ルドゥーテ、ロンサール、コレット……7つのバラの名前に惹かれて、たどり着いた先は、誰も知らない“秘密の花園”だった!」 ~本の帯より~
都心の自宅のバルコニーで60鉢のバラを育てている松本路子が、実在した人物の名前が付けられた7つのバラに惹かれて、人物ゆかりの地をヨーロッパ各地にたずねた7つの旅の物語。バラの名前は、エンプレス・ジョゼフィーヌ、ルドゥーテ、ピエール・ド・ロンサールウィリアム・シェイクスピア、ウィリアム・モリス、コレット、マリー・アントワネット。
豊富なカラー写真とバラ情報、さらにガイドブックにも載っていないトラベル情報も交えて紹介する。作家、画家、音楽家、女優、歌手、ロイヤルファミリーなど、職種別に名付けられたバラの写真も掲載。資料としても充実している1冊。バラの愛好家はもとより、バラの名前をキーワードに旅する、香り豊かな文章は読む者すべてを魅了します。
モンスーンアジアの12人の女性作家を巡る旅は、スピリチュアルで、濃密な気配に満ちていた。かつて布は神への捧げ物として、また愛する人の魂を守るためにと、染め、織られた。現代の布作家たちもまた、糸や染料など自然からの生命(いのち)を得て、その素材を慈しみ、祈るように造形してゆく。「魂の布」の生まれる瞬間のきらめき。そしてその布は、手にしたものを去りがたくする魔力をたっぷりと内に秘めていた。
12人の作家
安藤明子、石垣昭子、上原美智子、ヴォアヴァン・ポウミン、 サワニー・バンシット、ジョセフィーヌ・コマラ、秦泉寺由子、瀧澤久仁子、原口良子、真木千秋、真喜志民子、真砂三千代
「都心のマンションの小さなバルコニー。60鉢のバラがいっせいに花開く5月、私にとってそこは最高のバラ園となる」
松本路子が20年にわたりバラを育て、バラ遊びを愉しむ様子や、バラをめぐる記憶や交遊録などを写真とともに綴る。バルコニーから自在に飛翔する、珠玉のエッセイ集。毎日新聞に連載したシリーズの単行本。
河出書房新社刊『Portraits 女性アーティストの肖像』の文庫判。
文庫化にあたり、ひとりのアーティストを4ページ分として、写真を2~4点加え、再構成した1冊。
世界を代表する珠玉のバレエ・ダンサー、振付家 23人の肖像。ダンサーひとりを4~8ページで構成した写真集。
立ち姿や座ったままでの静止した肖像で、舞台での最高の瞬間を再現したいと試みたもので、松本路子はあとがきで彼らのことを「求道者にして誘惑者」と名づけている。
ファルフ・ルジマトフ、ニコラ・ル・リッシュ、パトリック・デュポン、ウラジミール・マラーホフ、マリ=クロード・ピエトラガラ、吉田都、ピナ・バウシュのほか、今は亡きジョルジュ・ドンや伝説のダンサー、マイヤ・プリセツカヤなど、貴重な肖像も数多い。
松本路子が同時代を代表するであろうと思い、会いたいと望んだ、54人の女性アーティストの肖像集。
世界各地をたずね、自宅や仕事場でひとり1枚の肖像を撮影。被写体と写真家との濃密なセッションの末生まれた1枚の写真は、奥深い精神性をたたえ、また両者が集中の末に無心で遊ぶ、そんな軽やかさも醸し出している。
1980年から約15年にわたる写真の集大成で、メレット・オッペンハイム、マリソル、ルィーズ・ネヴェルソン、シンディ・シャーマン、ルィーズ・ブルジョア、レベッカ・ホーン、ソフィ・カル、キキ・スミス、ピナ・バウシュ、ニキ・ド・サンファル、草間弥生など、54人のアーティストが収められている。撮影時には知る人ぞ知る、といった存在だった彼女たちが、月日を経て今や世界を代表するアーティストになっている。その点でも貴重な写真集。
フランスの造形作家ニキ・ド・サンファールの肖像と、その作品を収めた写真集。
アーティストの1枚の肖像を撮るため、1981年、パリ郊外のニキの自宅を訪ねた松本路子は、その作品世界に魅せられ何回かヨーロッパに通い、制作現場や野外彫刻、個展会場などで撮影を続けた。ニキ・ド・サンファール亡き現在、彼女が心を許しポートレイトの撮影を受け入れた世界的にも数少ない写真家として松本路子が評価され、その写真は世界的にも貴重なものとなっている。
ニキ・ド・サンファールのドローイング+ピエール・レスタニーの詩(白石かずこ訳)も含まれる、ユニークな1冊。
落合恵子と松本路子の対談とそれぞれのエッセイ集
『光る女たちの知的トーク。落合恵子と松本路子の部屋。小説家と写真家。ふたりは「今を風通しよく生きること」をテーマに出逢ったのです。それぞれのジャンルから女に迫ります。 本の帯より』
対談及び、それぞれのエッセイページで構成され、松本路子の写真に落合恵子が詩を寄せた8枚のカラー扉ページが付いている1冊。
対談 「あるがままに、のびやかに」
私信 「女性と表現」
エッセイ 「落合恵子の部屋」「松本路子の部屋」
ニューヨークで出会った、さまざまな女性65人の素顔の肖像集。
ひとり1枚の写真と写真家による800字のテキストで65人を構成。女性の個とじっくりと向き合いたいと始めた松本路子のポートレイトの第1集で、1980年~82年にかけてニューヨークで撮影されました。作家のシェア・ハイト、トニ・モリソン、ベティ・フリーダン、ケイト・ミレッットやパフォーミング・アーティストのローリー・アンダーソン、造形作家のジュディ・シカゴなどのほか、かつてなかった多彩な女性像が展開します。
1970年代の女性運動とその周辺のドキュメント。
松本路子が19歳から27歳まで撮影し、28歳で出版した初期作品集。
70年代、国内外の女性運動のドキュメントを撮り続けた唯一の写真家であり、その写真は今や歴史と化した感のある時代の光をとらえた証言集としても新たに評価されている。ニューヨークのダコタハウスの自宅に1週間滞在して撮影したオノヨーコなど、女性たちのポートレイトを加えた1冊。
第1部 日本の女性運動とその周辺のドキュメント
第2部 オノ・ヨーコ、石岡瑛子、美智子・ゴーマン、ヨネヤマ・ママコなどの人物ポートレイト
第3部 アメリカ、ヨーロッパの女性運動のドキュメント